和煮 子持ち鮎茶漬け
夏の名残から初秋にかけて味わう旬香、卵の中まで十分に味を含ませ骨まで柔らかく、山椒とともに香り豊かに炊き上げました。
【子持鮎茶漬けを炊飯釜に入れる場合、
または炊き込みご飯にする際のお召し上がり方】
◎子持ち鮎茶漬けを釜に入れるタイミングについて
①炊き上がりに入れ蒸らす→
元々の鮎茶漬けの味付けがしっかりと鮎に残り、ご飯に味が流れすぎず、鮎茶の風味・味わいをより楽しんでいただける。しっかりとした味付けがお好みの方にお薦め。
②お米と初めから一緒に炊く→
鮎茶の風味が全体にとけだし、多少淡い印象のお味になる。優しい味付けを好む方にお薦め。また、身がよりやわらかになり、ご飯となじむ。
◎炊き込みご飯にする場合
鮎茶だけだと少し味がうすいので、水ではなく「かつお+昆布の出汁」で、または「醤油+みりん+3cm角の昆布(2合炊の場合)」を加えて炊くと、旨みがお米に広がり、より美味しくお召し上がりいただける。
◎相性のいい薬味・具材
・蓼のみじん切り......鮎の香りを引き立てる蓼をみじん切りにして添える。(鮎の塩焼きには、タデ酢といって蓼をすり潰し、酢でのばしたものが欠かせない・爽やかな香りと辛みあり)
・三つ葉......蓼よりも手に入りやすく、万人むけ。爽やかな香りがアクセントに。
・万願寺の炒め物......時季も最後の万願寺をさっと相性のいい油と炒め、炊き込みに合わせる。こっくりとしたコクが増した風味を楽しめる。