紅花菓子 紅

紅花菓子 紅

ほろほろとくずれ、舌の上ですっと溶ける和三盆の上品な甘みの落雁。
天然の紅花で淡く染めた紅色は、お正月のお祝いにぴったりです。

古のロマンを感じながら上品な甘みを

古代エジプトからペルシャ、インド、中国とシルクロードを経て
日本に渡来したというロマンの持ち主であるこの花。
黄色と赤色の色素を含んでいて、古くから染料や漢方薬に用いられるほか、
顔料のようにして高貴な女性の化粧品にもなっていたそうです。

「紅(くれない)」で用いた紅花は中国・四川省原産で、
染司の吉岡幸雄さんから分けていただいている貴重な品。
東大寺修二会に献花される椿の造り花の紅の色を想い出させてくれます。

日持ちしますから、客間のテーブルの上に置いておくのもゆかしいものです。
日本茶や、薄茶、紅茶、コーヒーに合いますし、「お疲れさま」の一口にも。