冬の冷え込みとともに甘みを増す野菜と、上質の京都牛サーロインをお楽しみいただく鍋としました。野菜を炊いて旨みが増した特製のおだしに、霜降りのサーロインをさっとくぐらせて口に運べば、上品なお肉の味わいに野菜の甘みが調和し、身体の芯から温めてくれます。
旬を迎え、脂ののった本鮪とめかじきを、九条葱や赤玉葱、白菜など、寒くなるにつれて甘みが増す季節の野菜と合わせて召し上がるしゃぶしゃぶに仕立てました。あたたかなおだしに身をさっとくぐらせ、やわらかな身の旨みと旬の野菜の甘みをお楽しみください。
まろやかな甘みと深いコクが、心まで温める白味噌のおだし。湯葉、麩、豆腐に伝統野菜を加えて火にかければ、京都づくしの贅沢さ。お鍋の〆にご用意した蓮根麺が、野菜と白味噌が調和したおだしによく合います。
野趣に富んだ鴨肉独特の味わいを取り合わせの妙で鍋料理に生かしました。合鴨肉と合鴨丸、季節の野菜をじっくり煮込んだおだしが京の食材に溶け合います。お鍋の〆として鴨の旨みが出たおだしに、蓮根麺を入れてお楽しみください。
夜がいちばん長くなる冬至を境に、陰が極まり再び陽へ向かう区切りの日を祝って、さまざまな願掛けが行われます。冬至の柚子湯に見立てた白味噌のおだしに、南瓜や蓮根など『運(ん)』を重ねた縁起物を盛り込み、運をつかんでいただく祝い鍋に仕立てました。
旬を生かした山海の幸を取り合わせ、料亭ならではの飯蒸しに仕立てて、香り高い朴の葉で姿よく包みました。レンジで温めるだけの簡単なひと手間で、お好きなときに熱々をお召し上がりいただけます。朴葉の香りとともに、華やかな彩りと出来立ての味わいをお楽しみください。